レビュー内容
ゲームの内容としては、登場人物は和ホラーの聖杯戦争に巻き込まれていて、プレイヤーは各キャラや背景のミステリー要素を解き明かしていくような感じ。舞台は昭和後期、携帯電話もまだ普及していないぐらいの時代。ギリギリ生まれていないぐらいだが、開示される資料が豊富かつ無駄な情報もないので、公開されるたびに一つずつ読んでいけば頭に入ってくる。ジャンプスケアっぽい表現もあるが、ザッピングシステムで感情移入先が分散されるおかげでそこまで怖さは感じなかった。特に良かった点は序盤の一区切りつくまでのストーリー。システムの見せ方、選択が誘導されている感に驚きがありグッと心を掴まれた。キャラクターの造形や絵柄も良く、後味も悪くないのでおすすめ。